手放すこと。
もう今年も12月ですね。
本当にあっという間に時間が過ぎていきます。
僕はこの夏に引越してからも、
長年住んでいた団地に戻り、片付けをしたりしながらのんびり過ごしていました。
そんな子供の頃から慣れ親しんだ場所も、12月で手放すことになりついにお別れです。
自身の引越しに伴い、色々な物を処分してきました。
これまで数年かけて家族で住んでいた時よりだいぶすっきりさせてきたつもりでいたけれど、
それでもまだまだたくさんのモノに囲まれていたことがよく分かりました。
先月も写真のことを書きましたが、
モノには過去の思い出などが宿る為、処分を躊躇してしまうこともたくさんあります。
僕自身、それを見たことで忘れていた思い出が蘇るシーンが何度もありました。
思い出はかけがえのないものなので、思い入れの強い物があるなら無理に捨てたりする必要はないと、今もそう思います。
ただその反面、一度は処分せず手元に残していたものでも、慣れてくると案外簡単に手放すことが出来た、ということもここに記しておきます。
そうして身の回りの物が少なくなればなるほど、本当に必要なモノはそう多くはないということに気がついていきます。
思い出も大切だけど、本当に大切にしている思いは自ずと心の中にずっと残っているものです。
小2の頃の僕の絵。母がとっておいてくれました。既に海が好きみたい。
僕たちの生きるこの社会は、日常の中であまりに多くの物や事、情報に囲まれ過ぎていると思います。日々のルーティンの中で忘れていってしまうこともたくさんあるでしょう。
大切な物はすぐそこにあるのに、
大切な人はすぐそばにいるのに、
知らず知らずのうちにそのことにさえ気づけなくなってしまう。
だからこそ、時には目まぐるしく移り変わる時間さえも手放して、今を感じることのできる時間が必要なんだと思います。
最近、桜の紅葉が好きと言った人がいました。
僕は桜の花が大好きですが、桜の紅葉と言われてまったくその絵が浮かびませんでした。
僕が住んでいた団地は春になると沢山の桜が咲きます。でも秋の桜は一度も意識したことがなかった。
長年見ていたはずなのに、ただの一度もです。
だから今年になって初めて『桜の紅葉』を見ました。
この町の最後に見れてほんとによかった。
気づかせてくれたことに感謝しています。
こんな身近なところでさえ、気づけないことがあります。 笑
少し足を止めて、立ち止まってみてください。
忘れていた大切なことを思い出せるかもしれないし、
もしかしたら、まだ見たことのない新しい景色が見えるかも知れません。
Wish happiness be always in you.
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