変わりゆくものと、変わらないもの。
ここのところ、環境を変える為の準備に明け暮れている。
小学校1年生の終わり頃だったか、7歳か8歳(正確には覚えていない)の時に家族でこの家に引越してきた。
幼少期から思春期を経て大人になるまで、これまでの人生のほとんどの時間をこの家と共に過ごしてきた。
一人で暮らすようになってからもだいぶ長い年月が過ぎたけど、家族との時間や友達との時間、かけがえのないたくさんの思い出がこの場所にある。
きっとこんなに大きな断捨離はこれから先の人生にはもうないのではないかと思う。
いざその時が近づいてくると、やっぱり名残惜しくもなるものだ。
そんなさみしさを大切に受けとめながら、新たな環境での生活を思い描き、希望を抱いている。
きっと素晴らしい世界が待っているに違いないと。
何かを得る為には、何かを手放さなければいけない時があるのだということ。
それはあらゆることに当てはまるんじゃないだろうか。
単純に〝物〟だけでなく、人との出会いや、恋愛も、大切な人との別れでさえも。
僕たちはあらゆる場面で選択をしなければいけない。人生はその繰り返しだ。
そして何かを手放した時、それが大きければ大きいほど、その先に得られるものもまた大きくなるのだと思う。
いつの頃からか、もう思い出せないくらいずっと前から、僕は海の近くに住むことを夢見ていた。
海の町で生まれたし、子供の頃の夏休みの思い出といえばほとんど海で過ごしたこと。
海の香りがとても好きだし、波の音は心がとても落ち着く。
これから先は海の近くで暮らす日々。
そうやって自分の思いに正直に、シンプルに生きていきたい。
新しい生活が始まれば
出会う人たちも変わるだろう。
繋がっていくことを楽しもうと思う。
そして、今まで過ごしたこの町のことを決して忘れない。
長い間ありがとうございました。
Love Life Happiness