美しき夏

どうして夏の終わりはさみしいのかなぁって考えていた。


彼女はこう言った。
「さみしいじゃなくて、美しいじゃない?
でも、美しいって言いづらいからさみしいってことにしてるんだな、って思った。」


なるほど。
“ 夏の終わりは美しい ”
なんかすごくいい響きだ。

 

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美しさの中にはきっといろんな意味が込められているような気がした。
景色や感情、とにかくいろんなもの。


青々と広がる空、入道雲
夏祭りに打ち上げ花火。
海に川にプールに。
山もあるか。サトウキビ畑。揺れる風鈴。


外から聞こえてくる音の主役は
いつの間にか蝉から鈴虫に代わり、
たくさんの人がいたビーチも今はまばらに。


あっという間に過ぎゆく日々だから、
その儚さゆえにひとつひとつの思い出が鮮やかに彩られる。

思い返してみれば確かにそれらはすべて美しい。

 


さみしいとか美しいとか捉え方はそれぞれだ。
的確に表現するのは難しい。

 


自分の思いを言葉に乗せてそれを相手に届ける。僕は以前そう書いた。
けど時々言葉では感情をうまく表現できないことがある。
そんな時、「言葉はいらない」という言葉に逃げてるのかもしれない。


なによりも素晴らしいのは
その時の気持ちを一緒に共有できる人がいるってことなんだろう。
そんな時は言葉は飾りになるってことだね。

そう教えてくれた。


身近な人をしあわせな気持ちにできる人、身近な人からしあわせを受け取れる人が、まわりを巻き込んで、結果たくさんの人をしあわせにできる人だと思う。
そうでありたい。


今年も熱い夏だった。

 

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Love  life  Happiness