終わりとはじまり。

電車に乗っている。家出でもするみたいな大荷物で。


今日はいろんな手続きをした。少しずつ進めていた引越しもようやくひと段落ついて、明日から本格的に新しい町での生活が始まる。


長年過ごした家から物が無くなっていくのは少しさみしくもあったけど、その反面、物への執着はどんどん無くなっていく。
それがいいことなのかはよくわからない。
正直なところ心が無くなっていくような怖さもある。
とにかく、ひとつの場所での時間が終わりを告げるんだ。

 


空っぽだった新しい部屋にも少し物が増えた。
緑があると気持ちが和む。

 

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そしていただいたプレゼントも。
やさしさをありがとうございます。


少しずつ思いが形になっていく。

 

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部屋のことを書きながら、頭の中では別のことを考えていた。

 


大人になると色んなものを身に纏うから、思いを素直に吐き出せない時がある。
纏ったものをすべて手放すことができたら、純粋な気持ちで向き合えるのになと思う。


できる限り素直な気持ちを伝えられる人でありたい。
なかなか簡単ではないけれど。


大人としての責任も果たしながら、同時に子供のようなまっすぐな心を持ち続けていたい。

 


最近はっきりと仲間に伝えた人がいた。
とてもきれいな目をしていた。

「出会ってくれてありがとう」


すごくいい言葉だなと思った。
あれこれ考えずありのままの素直な気持ちを。

 

人が人を好きになるのに理由なんていらないのだから。

 

出会ってくれてありがとう。

 

僕もそう言おう。

 

 

 

 

Love  Life  Happiness